「鏡を見るたびに、なんだか顔が大きく見えるな」「写真に写ると顔がぼんやりして太って見える」そんな悩みはありませんか?実は、メンズメイクで一番手っ取り早く印象を変えられるのがシェーディングです。この記事では、初心者でも「塗っている感」を出さずに、一瞬で顔をシュッと引き締めるプロ直伝のやり方をお伝えします。
そもそもメンズメイクのシェーディングの入れ方は?
シェーディングと聞くと難しそうに感じますが、基本は「削りたい場所に影を作る」だけです。もともと影ができやすい部分を強調することで、顔の立体感を掘り起こす作業だと思ってください。一番のポイントは、正面からだけでなく横顔も意識して、不自然な境目を作らないようにすることです。
自分の骨格に合わせて影を置く場所を決める
まずは鏡を真っ直ぐ見て、自分の顔の中で「ここが引っ込んでいたらカッコいいな」と思う場所を探しましょう。一般的には、頬骨の下にある窪みや、エラの骨のすぐ内側に影を入れるのが基本です。
影を入れる場所を間違えると、顔がこけて見えたり、ただ汚れているように見えたりするので注意が必要です。指で顔の骨を触ってみて、骨の出っ張りのすぐ下にブラシを当てる感覚を掴んでみてください。
- 鏡を正面から見て、耳の付け根から口角に向かうラインを意識する
- 頬の肉を吸い込んで、一番へこむ部分を確認する
- 骨格の凹凸を無視して塗り広げない
パウダーとスティックで仕上がりの質感が変わる
道具選びで迷ったら、まずは使い勝手の良いパウダータイプから始めるのが無難です。パウダーはふんわりと色が乗るので、少しずつ塗り重ねていけば失敗して「顔が真っ黒」になる心配がありません。
一方で、しっかりとした影を作って長時間キープしたいならスティックタイプが向いています。スティックは肌に密着しやすいので、髭の青みが気になる顎ラインをカバーしながら小顔に見せる効果も期待できます。
- パウダー型:さらさらしていて失敗しにくい、テカリを抑える
- スティック型:色がしっかり乗り、運動しても落ちにくい
- 自分の肌質(オイリー肌か乾燥肌か)に合わせて選ぶ
指やスポンジで境目をぼかすのが一番のポイント
シェーディングを塗った後に一番やってはいけないのが、塗ったそのままの状態で放置することです。肌の色と影の色の境目がはっきり分かれていると、周りから見て「何か塗っているな」とすぐにバレてしまいます。
何もついていない指の腹や、使い捨てのスポンジを使って、影の外側を優しくなぞってぼかしましょう。肌との境界線がどこかわからなくなるまで馴染ませるのが、自然な小顔を作る最大の秘訣です。
- 塗った場所の外側を、外に向かって円を描くようにぼかす
- スポンジは叩くように動かし、色を定着させる
- 明るい場所で鏡を見て、ムラがないか最終確認する
小顔に見せるシェーディングの上手なコツは?
ただ闇雲に塗るのではなく、顔の面積を「削る」イメージを持つことが大切です。特に男性は女性に比べて骨格がしっかりしているため、その特徴を活かした塗り方があります。首と顔の色の差をなくすように馴染ませれば、驚くほど自然に顔が一回り小さく見えます。
エラから顎にかけて筆を斜めに動かして削る
多くの男性が気にする「エラ」の部分は、シェーディングで最も劇的に変わる場所です。耳の下から顎先に向かって、斜め下にブラシを動かすことで、フェイスラインがシャープに浮き上がります。
このとき、顎の骨の「上」に乗せるのではなく、骨の「すぐ下」から影を入れるのがコツです。そうすることで、横から見たときも顎のラインがくっきりして、清潔感のある印象を与えることができます。
- ブラシを耳の付け根に置き、顎先へ向かってシュッと動かす
- 一度に濃く塗らず、2回から3回に分けて色を重ねる
- 顎の下側まで影を広げて、二重顎のラインをカモフラージュする
髪の生え際に影を忍ばせて顔の面積を狭くする
おでこが広いことで顔が大きく見えてしまう場合は、生え際のヘアラインに影を入れましょう。髪の毛の隙間を埋めるように色を乗せるだけで、顔の縦幅が短くなったように見えます。
ここは自分では見えにくい場所ですが、人からは意外とチェックされるポイントです。前髪を上げている人は特に、生え際から1センチくらい内側まで色を乗せると、地毛が濃くなったような自然な仕上がりになります。
- 額の左右の角(こめかみの上)を中心に色を置く
- 髪の毛の流れに沿って、内側から外側へブラシを動かす
- パフを使ってポンポンと叩き込むように塗ると馴染みやすい
首との境目までしっかり馴染ませて浮き上がを防ぐ
顔だけに一生懸命影を作っても、首の色が明るいままでは不自然さが際立ってしまいます。顎のラインに入れた影は、必ず首の方へ向かって薄く引き伸ばすようにしてください。
特に白いシャツを着る日は、首元まで色が残っていると襟が汚れる原因になります。最後は何もついていないティッシュで軽く押さえて、余分な粉を落としておくのが大人の身だしなみとしてのコツです。
- 顎下から喉仏の手前くらいまで薄く色を広げる
- 顔と首の境目にある「線」を消すようにぼかす
- 洋服を着る前にメイクを済ませ、色のバランスを見る
丸顔や面長などタイプ別に小顔に見せる入れ方
顔の形は人それぞれ違うため、正解の場所も一人ずつ異なります。自分のコンプレックスを逆手に取って、理想の形に近づけるためのテクニックを使い分けましょう。自分の顔型に合った影の位置を覚えるだけで、毎朝のメイクの仕上がりが見違えるほど良くなります。
丸顔さんは左右の外側を重点的に塗る
顔の横幅が気になる丸顔さんは、顔の両サイドを垂直に削るようなイメージで影を入れます。こめかみから頬骨を通って、エラの角まで繋げるように「3」の字を描くのが定番の方法です。
真ん中に視線を集めるように周囲を暗くすることで、丸みを抑えてスッキリした顔立ちに見せることができます。頬の中央まで色を広げすぎると顔全体が暗くなってしまうので、外側3センチくらいの範囲に留めるのがコツです。
- こめかみ、頬の外側、顎の角の3点を繋ぐ
- 顔の内側(鼻に近い方)には色を乗せない
- 縦のラインを強調するように、ブラシを上下に動かす
面長さんは上下の余白を埋めて縦幅を縮める
縦の長さが気になる面長さんの場合は、丸顔さんとは逆で、上下の端に影を作ります。おでこの生え際と、顎の先端の2箇所に横方向の影を入れることで、視覚的に顔を短く見せる効果があります。
顎の先端に少しだけ影を入れると、顎が小さくまとまって、全体的にコンパクトな印象になります。横顔のラインを削りすぎるとさらに縦長が強調されてしまうので、サイドのシェーディングは控えめにするのが賢いやり方です。
- おでこの一番高い部分に横一線で影を入れる
- 顎の先を少し削るように、下から上へ色を乗せる
- サイド(耳の前など)には影を入れないように注意する
エラ張りさんは角の部分に広めに影を乗せる
ベース型の顔立ちでエラが張っているのが悩みなら、その角の部分をピンポイントで暗くしましょう。エラの最も出っ張っている部分に、濃いめの色をしっかりと叩き込みます。
このとき、エラの角を起点にして、首の方へ大きくぼかしていくのがポイントです。角が削れたように見えることで、顔全体が卵型に近い、バランスの良いシルエットに近づきます。
- 一番出っ張っている骨の上に直接色を乗せる
- エラの角から顎先に向かって、グラデーションを作る
- 正面から見たときに、角の影が目立たない程度にぼかす
鼻筋を高く見せて彫りを深く作るシェーディング
日本人の平坦な顔立ちを、ハーフのような立体的な顔に変えてくれるのがノーズシャドウです。鼻筋をスッと通すだけで、目元の印象まで強くなり、仕事ができるキリッとした表情になります。鼻を高く見せるコツは「塗りすぎない勇気」を持つことです。
眉頭の下にある窪みから鼻の脇へ影を伸ばす
彫りを深く見せるために最も重要なのは、眉頭のすぐ下にある三角形の窪みです。ここにうっすらと影を入れることで、鼻の付け根がグッと奥に引っ込み、相対的に鼻筋が高く見えるようになります。
そのまま鼻の側面を伝って、目頭の横あたりまで影を伸ばしましょう。鼻の先まで一直線に線を引いてしまうと、いかにも「塗りました」という感じが出てしまうので、目頭の高さで一度止めるのが自然に見せるテクニックです。
- 眉毛の描き始めと繋げるように色を乗せる
- 一番暗くしたいのは、目頭のちょうど横の窪み
- 細めのブラシを使って、正確な位置に色を置く
鼻先にVの字を描いて鼻をツンと高く見せる
鼻が丸い「だんご鼻」に悩んでいるなら、鼻先の先端に小さなV字の影を作ってみてください。鼻の穴の上あたりを少し削るように色を入れると、鼻先がツンと上を向いたようなシャープな形になります。
これだけで鼻の横幅が狭く見え、全体的に引き締まった印象になります。影を入れた後は、指の先で軽く叩いて肌に馴染ませ、線の跡が残らないように調整しましょう。
- 鼻の頭の左右に、斜めに影を差し込む
- 鼻の下(人中との境目)にも薄く影を入れるとより効果的
- 影を入れた中央部分にハイライトを少し乗せると立体感が倍増する
小鼻の膨らみを削って横幅をスリムにする
笑ったときに鼻が横に広がって見えるのが気になる方は、小鼻の膨らんでいる部分に影を入れましょう。小鼻の溝に沿って、影を乗せることで、鼻自体のサイズが小さくなったように錯覚させることができます。
ここを暗くすると、鼻の穴が目立ちにくくなるという嬉しいメリットもあります。あまり濃く塗りすぎると鼻が黒ずんで見えるため、ブラシに残った余った粉をサッと乗せるくらいがちょうど良いです。
- 小鼻の「キワ」に沿って色を置く
- 指で外側に向かって、境目をしっかりぼかす
- 鏡を少し離して見て、左右の鼻の形が整っているか確認する
メンズが使いやすいアイテムはどれ?
メンズメイク初心者でも失敗しにくく、ドラッグストアなどで手軽に買えるおすすめのアイテムを紹介します。まずは自分の使い勝手に合ったタイプを選びましょう。特にグレー寄りの色は、男性の肌に自然な影を作ってくれるので選んで間違いありません。
解説:KATE デザイニングアイブロウ3D
メンズメイクの定番として真っ先に名前が挙がるのが、KATEのパウダーパレットです。もともとは眉毛用ですが、一番下の薄い色がノーズシャドウやフェイスラインの影を作るのに最適です。
3色のグラデーションになっているので、自分の肌の色に合わせて混ぜて使えるのが最大の魅力。ブラシも付属しているため、これ1つあれば鼻筋からエラまで全てのシェーディングが完結します。
詳細情報テーブル
| 項目 | KATE デザイニングアイブロウ3D | キャンメイク シェーディングパウダー |
| タイプ | 3色パウダーパレット | 単色プレストパウダー |
| おすすめの色 | EX-5(ブラウン系) | 04 アイスグレーブラウン |
| 主な特徴 | 眉毛とノーズシャドウに兼用できる | 男性に馴染む青みグレーが秀逸 |
| 価格帯 | 1,200円前後 | 700円前後 |
| 付属品 | 便利なダブルエンドブラシ付き | 広範囲に塗りやすい平筆付き |
誘導・比較
KATEは、鼻筋などの細かい部分を立体的に作り込みたい人に最適です。一方で、顔の外側をガッツリ削って小顔に見せたいなら、キャンメイクの04番がおすすめ。キャンメイクのこの色は「影職人」と呼ばれるほど自然なグレーで、男性が塗っても「化粧してる感」が本当に出にくい名品です。
まとめ:シェーディングを味方につけて自信を持てる小顔へ
シェーディングは、一度やり方を覚えてしまえば、たった1分で顔の印象を劇的に変えられる魔法のテクニックです。最初は薄すぎるかな?と思うくらいから始めて、徐々に自分の顔にベストな位置を見つけていってください。
- 自分の骨格を触って、影を入れるべき窪みを確認する
- 色は赤みのない「グレージュ」や「トープ」を選ぶ
- 塗った後は必ず境目をぼかして肌に馴染ませる
- 顔の形に合わせて、削るべき場所(エラや生え際)を絞る
- 鼻筋の影は眉頭の下から始め、塗りすぎないように注意する
- 仕上げに明るい場所で鏡を見て、不自然な線がないかチェックする
「自分にはメイクなんてまだ早い」と思っている方も、まずはバレにくいシェーディングから始めてみませんか?シュッとしたフェイスラインを手に入れるだけで、いつものファッションも髪型も、もっと似合うようになるはずです。